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13mmゲージ 組立式レールの製作(第8回) 四次試作品 [>13mmレール]

前回の第三試作品の問題点は
(1)突起と穴の嵌め合わせがきつい
(2)分解に要する力が大きすぎ
(3)犬釘とレールの嵌め合わせがきつい
 というものでした。今回は、寸法の修正で対応しました。
 ただ、構造の抜本的な見直しを止めたわけではなく、どのような構造が良いかは今も考え続けています。

13mmゲージ 組立式レール 第8回001.jpg

 出力はいつも通りDMMに依頼しました。今回の素材には、新たにサービスが開示されたPA12GBを選びました。PA12GBには「PA12の強化品」という説明がされています。「GB」はガラスビーズのことでしょうか。なお、価格はPA12と同じでした。
かなり色が違いますが、まとめて出力依頼したものです。

13mm レール 第8回002.jpg

 前回試作品(左)と今回試作品(右)を並べてみました。微妙にピンボケしてます。
 素材自体の見た目や触感は、PA12と変わらないように思います。
 ただ、これまでのPA12の試作品と比較して、造形のエッジがシャープになっているように思います。素材として造形に差が出るのか、あるいは今回たまたまなのかは分かりません。

13mm レール 第8回003.jpg
13mm レール 第8回004.jpg

 前回試作品(修正前)と今回試作品(修正後)の拡大です。寸法の微調整ですので、見た目はほとんど変わりません。問題点(1)(2)に対しては、突起をわずかに薄くし、突起の先端の窪みの位置と寸法を修正してあります。概ね狙い通りになりましたので、この寸法で進めることにします。
 問題点(3)については、今度は緩くなりすぎがたつくようになりました。ちまちまと修正を繰り返しても時間とお金がかかるだけですので、様々な寸法の犬釘を1つの出力品に造形し、その中で最も良いもの選ぶのが良いかもしれません。

13mm レール 第8回005.jpg
13mm レール 第8回006.jpg

 犬釘の外形寸法も要検討です。最初の設計の段階では、PA12の特性が分かりませんでしたので、見栄えよりも強度の確保を優先し、できるだけ大きくしました。実際出力してみましたところ、素材の強度が想像よりかなり高いことが分かりましたので、必要強度を確保しつつもう少し小さくできるように思います。

 ともかく、ここまで来ましたので、完成を目指して進めます。次は、電圧降下抑制のための引き通し配線の端子の検討です。
(続く)

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