SSブログ

13mmゲージ 組立式レールの製作(第9回) 別構造一次試作品 [>13mmレール]

少し間が空きましたが、ロックレバーを使う連結構造を検討していました。
これまで検討してきた構造では、力ずくで抜き差しします。これが問題というわけではなく、これまでの構造も検討を進めますが、抜き差しに力が要らない構造も並行して検討することにしました。

13mm レール 第9回01.jpg
13mm レール 第9回02.jpg
13mm レール 第9回03.jpg

道床の裏側にロックレバーを一体に造形します。突起の先端には、ロックレバーの爪が嵌まり込む窪みを設けます。ロックレバーの爪が突起の窪みに嵌まり込むことでロックされ、ロックレバーが押されるとロックが解除されます。ありがちな構造で、特に珍しくも難しくもありません。ただ、こういう構造を一体に造形できるのは、3Dプリンタのありがたいところです。
ロックレバーの爪は半円形状にしました。三角形にして完全にロックする構造も考えたのですが、無理な力がかかった場合には壊れずに分離するよう、この形状にしました。

13mm レール 第9回04.JPG
13mm レール 第9回05.JPG
13mm レール 第9回06.JPG

一次試作品です。いつものように、DMMに出力を依頼しました。素材は今回もPA12GBです。
ロックレバーの付け根の剛性が思ったより小さく、あまりロックレバーとして機能しません。もう少し剛性を高くする必要があります。この点は要検討です。
犬釘の寸法も見直しました。PA12(PA12GB)はかなり強度があることが分かりましたので、見栄えのため前回までよりも小さくしてあります。
犬釘とレールとの嵌め合いの寸法も修正しましたので、前回試作品よりはレールのガタツキが少なくなりました。それでもまだ緩いように思いますので、この点も要検討です。

13mm レール 第9回07.JPG
13mm レール 第9回08.JPG

引き通し配線のコネクタには、φ2.0mmのヨーロピアンコネクタ(バナナプラグ)を使ってみることにしました。道床の端面にφ2.5mmの穴をあけ、そこにφ2.0mmのヨーロピアンコネクタの端子金具を接着しました。接着にはセメダインスーパーXを使用しています。
今回は検討のための試作ですので、コードを繋げていませんが、完成形では端子金具どうしをコードで接続することになります。道床の裏側にコードを固定するためのフックを造形したほうがよいかもしれません。これも要検討です。

13mm レール 第9回09.JPG

抜き差しを試してみましたが、特に問題ないようです。ただ、オス金具は接着面積が小さいため、耐久性が心配です。強固に固定するために「しまりばめ」にするか、接着面積を大きく取れるコネクタを探すのが良いかもしれません。

(つづく)

共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。