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テ1200製作記(第3回) 上回りの製作 [>貨車]

テ1200製作記(第3回) 上回りの製作

テ1200型の製作を進めます。側板を1枚紛失してしまいましたので、データを一部修正して再出力を依頼しました。

テ1200第3回目01.jpg
テ1200第3回目02.jpg
再出力のデータです。以下の点を修正しました。
・前回出力品は硬くて反りの矯正に苦労しましたので、側板と妻板の板厚を0.5mmにし、車内側に1.0mm厚のプラ板を貼り付ける構造にしました。
・屋根板の強度が過剰なように思われましたので、全体的に薄肉化し、車内側のリブを減らしました。
・側梁の造形を追加しました。
・その他、リベットや引き戸錠の造形など、いくつかのディテールを追加しました。
いつものようにDMMに出力を依頼しました。細かい造形がありますので、アクリルのXtremeモードにしました。側梁の追加により部品点数は増えましたが、各部品の肉厚が減りましたので、出力価格は前回よりも少し安くなりました。
出力後に気が付きましたが、実車の屋根には継ぎ目が見えます。造形を忘れてしまいましたが、もったいないので今回はこのまま製作を進めます。

テ1200第3回目03.JPG
上回りの製作中の状態です。
側板と妻板の車内側にはt1.0mmのプラ板を貼り付けました。黒っぽく見えるのは接着剤(セメダイン スーパーXLブラック)の色によるものです。プラ板の剛性が思ったよりも低く、反りの矯正が十分とは言えません。もっと剛性の高い材料を使用すべきでした。
車端のステップは、アダチの“旧貨車用ブレーキテコ”に含まれるパーツです。床板には接着スペースがありませんので、妻板に接着しました。
握り棒と解放テコにはφ0.3mmの真鍮線を使用しました。

上回りに使用したパーツは
・尾灯掛 /エコーモデル
・解放テコ受 上作用/エコーモデル
・有蓋車解放テコ受/工房ひろ
・貨車用ドアー下ステップ(新型用)/エコーモデル
です。

テ1200第3回目04.JPG
テ1200第3回目05.JPG
箱状に組み立てました。屋根はまだ接着していません。車体と床板の組付け構造を決めてからにします。

以下、反省点です。
テ1200第3回目06.jpg
テ1200第3回目07.jpg
・解放テコ受けの位置が高すぎました。また、パーツ自体は非常に小さく、老眼が進んだ眼にはほとんど見えません。費用対効果を考えますと、割ピンなどで十分なように思われます。
・尾灯掛けには手持ちのエコーモデルの製品を使用しましたが、実車とは形状が異なります。
・引戸止め(引戸の横の柱)の下側の握り棒は、実車では車幅方向外側に向かって曲がっているようです。既に接着してしまい、曲げを失敗するとリカバー不可能になりそうですので、このままにしておきます。引戸に取り付けられている握り棒も、実車では単純なコの字形状ではないように見えます。ただ、写真からでは正確な形状が分かりません。
・引戸レールには0.2mm×0.5mmの洋白帯板を使用しましたが、細すぎのように思われます。さらに、接着の際に微妙に曲がってしまいました。なお、実車の引戸レールは、帯板ではなくアングル材のようです。
・引戸下のステップは、エコーモデルの“669 貨車ドアー下ステップ 旧型用 ”の方がよかったように思います。また、側板に接着しましたが、接着強度不足のように思われます。

・・・反省点だらけです。しかも事前に検討すべきものばかりです。

反省点は多々ありますが、とにかく上回りが完成しました。次は、下回りの製作です。

(つづく)

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