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北陸鉄道 キハ1 製作記(第1回目) [>北陸鉄道 キハ1]

北陸鉄道能登線のキハ1型を、3Dプリント出力サービスを利用して製作します。
縮尺は1/80です。13mmゲージにするか16番にするかは未定です。

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3Dプリント出力用のデータは、 「内燃動車発達史(下巻)」に掲載されている阿南鉄道のキハ101型の図面を利用して作成しました。単純に車体を窓1つ分延長しただけです。阿南鉄道のキハ101型の模型はアルモデルから販売されていますが、北陸鉄道のキハ1型の模型は販売されていません。よって、自作することになります。北陸鉄道能登線の気動車の図面は、有り難いことに「日車の車両史」と「内燃動車発達史」でおおむね揃います。このキハ1型のように図面が無い形式もありますが、類似形式の図面を流用できます。
今回は、アクリルでの出力を想定し、板キット状態のデータを作成しました。

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送られてきた出力品です。DMMのアクリルのウルトラモードです。写真が下手ですね。表面の造形が分かりません。ただ、現物も白色半透明で、表面の凹凸が分かりにくいです。
屋根と妻面に見えている台枠は、塗装のし易さを考えて車体と別部品にしました。床板はプラ板から作る予定ですので、出力品には含めていません。

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調子に乗って仮組してみました。接着強度と組み立て易さを考えて、妻板と側板を嵌め込み式にしてあります。

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表面処理に備えて、油性サインペンで赤く塗りました。この状態から、塗ったインクがなくなるまで表面を研磨します。
・・・こうして、仕掛品が増えていきます。
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13mmゲージ組レールの製作(第5回) 連結部の設計見直し [>13mmレール]

前回の二次試作品では連結強度が低すぎたので、連結部の設計をやり直しました。
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突起を先割れ構造とし、側面に窪みを設けます。差し込まれる穴の内面には、出っ張りを設けます。トミックスのNゲージのレールとほぼ同じ構造だと思います(所有していませんので、正確な内部構造は分かりませんが)。
こんな造形も簡単にできるのが、3Dプリントの良いところですね。金型を使った射出成形では、このような形状はかなり難しいのではないでしょうか?
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今回の設計では電圧降下対策を盛り込みました。道床の端面に通電端子用の穴をあけておきます。小さい穴はオス端子の金属棒を差し込むためのもので、大きい穴はメス端子の金属パイプを収納するためのものです。道床どうしの連結の際に、金属棒を金属パイプに差し込むようにすることで、通電できるようにします。さらに、ジョイナーに電線を接続できるように、ジョイナーを収容する部分から下側に貫通する穴を形成しておきます。
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レールの接着の際に接着剤がうまく流れるように、レール接着用の穴をテーパー穴に変更しました。

いずれも机上の設計ですので、うまくいくかどうか分かりません。ただ、いろいろ考えるのは結構楽しいです。
この内容で出力を、と言いたいところですが、これまで短期間に結構な金額を投入しましたので、次の出力依頼は給料日までお預けです。それまでは、仕掛品を進めることにします。

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13mmゲージ組レールの製作(第4回) 二次試作品 [>13mmレール]

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 出力品が送られてきました。連結できるかどうかを試すため、2個出力を依頼しました。

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 連結部が浮いていますが、これは道床が全体的に弓なりに反っているためで、道床の反りを矯正すれば浮かなくなります。
 連結の強度が弱く、簡単に抜けてしまいます。実用的な連結の強度が確保できませんので、連結部の設計をやり直すことにします。
 反りの矯正の際に、かなり力を加えてみましたが、破損しませんでした。現状でもKATOのユニトッラクと同程度の強度はあるように思います。材料費を節約するため、もう少し薄くしてみようと思います。
 まだまだゴールが見えません。

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北陸鉄道 コハフ3001の製作 第1回 [>北陸鉄道 コハフ3001]

 北陸鉄道能登線のコハフ3001を、3Dプリントサービスを利用して製作します。13mmゲージを予定していますが、16番にするかもしれません。

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 「日車の車両史 戦前私鉄編 下」に芸備鉄道のキハ3型の図面が掲載されていますので、それを利用して3Dデータを作成しました。ほぼ図面どおりで、変更点は妻板の窓に縦桟を追加して4枚窓にした程度です。

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 車体は、光造形樹脂での出力を想定し、側板と妻板を一体にしました。さらに、車内の座席を車体と一体に成形してみました。塗装での塗り分けの手間を省くため、屋根と車体は別部品としました。連結器胴受けと解放テコ受けは微細な造形のため、光造形樹脂よりもアクリルの方がシャープにできると考え、車体とは別部品としました。ベンチレータは、アルモデルの「ガーランドベンチレーターB」を使用することにします。

 この内容でDMMに出力を依頼しました。車体と屋根は光造形樹脂の出力、連結器胴受けと解放テコ受けはアクリルの出力です。

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 送られてきた出力品からサポート材を切断した状態です。これから表面処理をします。
 3D-CADソフトが使えれば、このような出力品が得られるのですから、いい時代になったものです。

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13mmゲージ組レールの製作(第3回) 連結構造の設計 [>13mmレール]

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 道床どうしの連結構造を設計します。

 カトーのユニジョイナーが使えるなら、道床の構造もユニトラックのコピーで、と考えていましたが、ME社のコード70レールはカトーのユニジョイナーに嵌りません。ME社のレールの底部の幅は、カトーよりも大きいようです。
 IMONからは12mmゲージのフィーダー線付レールジョイナーが販売されていますが、13mmゲージ用は販売されていないようです。販売されていても、コスト的な理由で採用するか(採用できるか)どうか悩むところですが。
 とりあえず、市販品で使えそうなものが見当たりませんので、自前で設計します。

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 道床の端面に連結用の突起と穴を設け、互いに突起を穴に差し込んで連結する構造にします。さらに、差し込んだ突起を弾性片で上側に押し付ける構造にします。
 前回の一次試作では、枕木どうしの中間(枕木ではない位置)で道床どうしを連結する構造にしましたが、今回の設計で、1つの枕木の中心で道床どうしを連結するように変更しました。一次試作の構造では、ジョイナーが2つの枕木に跨りますので、レールが2つの枕木にわたって連続して固定されません。今回の設計では、レールが固定されない枕木が1つになりますので、レールの固定強度や精度がよくなるのではと考えています。

 とりあえず、この構造で2個出力を依頼しました。


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北陸鉄道ED231 (第1回) [>北陸鉄道 ED231]

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 DMMの3Dプリント出力サービスを利用して、北陸鉄道のED231を製作します。ドアが埋められていない姿をプロトタイプにします。

 日車の車両史の図面集に、能美電気鉄道のデハ8型の図面が掲載されていますので、これを利用して3Dデータを作成しました。アクリルでの出力を想定し、側板と妻板と屋根をバラバラにしたデータを作成しました。データが完成した後、光造形樹脂のグレーのサービスが開始されましたので、試してみることにし、側板と妻板を一体に造形するようにデータを修正しました。塗装を考えて、車体と屋根は別部品にしました。また、パンタ台と踏板も、屋根とは別部品にしました。

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 送られてきた出力品からサポート材を除去した状態です。サポート材はプラモデルのランナー状で、サポート材と繋がっていた箇所は多少盛り上がります。アクリルと比較しますと、微細なディテールがぼやけるような感じがします。表面はアクリルに比較すると滑らかですが、やはり積層痕が現われています。

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 後部標識灯のサポート材が、ウィンドシルのリベットから伸びています。サポート材は何処に付くか分かりません。このため、サポート材が付いたら困るような微小なディテールの近くには、サポート材が付きそうな大きな突起を設けないようにするのが良いかもしれません。

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テ1200製作記(第1回) [>貨車]

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 13mmゲージのテ1200型を製作します。

 1/80サイズの鉄製有蓋車の模型は、テム300型とテラ1型が発売されていますが、テ1200(テ1000)型の製品は見たことありません。無いなら作るということで、3Dプリント出力で製作します。

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 車体のデータを作成し、側板、妻板、屋根板に分割します。3Dプリントのアクリルは難接着性ですので、部品どうしの接着面積をできるだけ大きくし、ディテールパーツをできるだけ側板や側板に一体に成形しました。手摺、引戸錠、側扉の下側のレール、解放テコ受け、ブレーキホースは、見栄えと強度の観点から、別部品を接着する構成にしました。床板はプラ板から製作するので、出力品に含めません。

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 DMMにアクリルのXtreme Modeで出力を依頼しました。
 送られてきた出力品です。これから、表面処理と反りの矯正をします。
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13mmゲージ組レールの製作(第2回) 一次試作品 [>13mmレール]

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 依頼した出力品が送られてきました。

 MJFの出力依頼は今回が初めてでしたので、強度等の特性が全く分からず不安でしたが、実物を触ってみたところ、実用に耐えうる強度があるように思われます。全体的に僅かに反っていますが、矯正可能で問題ないレベルのように思われます。レールに横方向に力をかけてみましたが、それなりに力をかけても犬釘の造形が破損することはありませんでした。少なくとも、アクリル出力よりは強度があると思います。

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 一応、犬釘の造形の強度が実用に耐えられない場合の代替案として、スパイク用の穴を開けた枕木を造形し、レールをハンドスパイクする構造を考えていました。出力品を見た限りでは、その代替案を採用しなくてもよさそうです。手間を考えると、ハンドスパイクはやりたくありませんので。

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 というわけで、製作可能と判断し、本格的に進めることにします。続いては、道床どうしの連結構造の設計です。

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