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テ1200製作記(第4回) 下回りの製作 [>貨車]

今回は下回りの製作です。

ワールド工芸の軸受を使用することだけは決めていましたが、それ以外は決めておらず、行き当たりばったりで進めました。また、精密モデルを目指しているわけではありませんし、レールに載せればほとんど見えませんので、拘らずに手抜きで済ませました。

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下回りに使用したパーツは、
・13mm 単軸台車 二段リンク/ワールド工芸
・貨車用ブレーキシリンダーセット/ホビーモデル
・エアーホース/エンドウ
・旧貨車用ブレーキテコ/アダチ
・IMONカプラーHO105/イモン
です。

床板は1.0mm厚のプラ板の2枚重ねとし、左右両側に段差を設けてそこに側梁を接着しました。
中梁にはエバーグリーンのプラチャンネルを使用しました。
ブレーキ管にはφ0.5mmの真鍮戦を使用し、洋白帯板で割りピンを製作して床板に取り付けました。寸法を間違えたようで、ブレーキ管がブレーキテコに干渉しそうですが、面倒ですのでそのままにしました。また、もう少し太くてもよかったように思います。
ブレーキシリンダにはKC型を使用しましたが、スペース的にギリギリです。本当にこれでよいのか分かりません。
エアホースは、床板ではなく車体に取り付けました。接着面積をかせぐため、洋白帯板で製作したアングル材にハンダ付けし、このアングル材をかまして車体に接着しました。なお、出っ張りすぎているようで、あと1mmほど引っ込めるべきでした。
アダチ製品に含まれる側ブレーキテコ案内は太すぎるように思われましたので、1.0mm×0.3mmの洋白帯板で製作しなおしました。
カプラーは、レール面から11mmの高さに取り付けました。

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上下組み合わせました。
エアホースの形状を整えれば組立完了です。

引戸下のステップの接着強度が低くぐらついていましたので、接着面積をかせぐためにアングル材にハンダ付けして車体に接着しました。ついでに、エコーモデルの“669 貨車用ドアー下ステップ(旧型用)”に交換しました。まだ多少心もとないのですが、ぐらつきは無くなりました。
また、引戸レールが細すぎるように思われましたので、1.0mm×0.3mmの洋白帯板に変更しました。ただ、今度は大きすぎるようで、0.8mm幅あたりがちょうど好いのかもしれません。

反省点は多々ありますが、とりあえず目途がつきました。

(つづく)

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13mmゲージ 北陸鉄道金沢市内線 300型の製作(第1回) 上回りの製作 [北陸鉄道 金沢市内線]

北陸鉄道金沢市内線の13mmゲージでの再現を目指し、300型を製作します。

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3Dデータです。
300型の図面を持っていませんので、雑誌に掲載の諸元や金沢電気軌道30型の形式図などを参考にして3Dデータを作成しました。各部の寸法は全く分かりませんので適当です。
前面の表面研磨をしやすくするため、ヘッドライトと表示板差しを別部品にしました。また、車体の肉厚を目立たなくするため、車体裾の一部を斜め45°に削ぎ落としました。
側板の車内側には、床板取り付け用のアングル材を位置決めするための窪みを設けました。

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製作中の状態です。
床板取付用のアングル材は、5mm×5mmの真鍮アングル材です。真鍮アングル材には、床板をネジ止めできるようにナットをハンダ付けしました。屋根とヘッドライトは、遮光のために黒色に染めました。

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箱状に組み立てました。
使用したパーツは、
・片側ガーランドベンチレータ/イモン
・テールライト点灯用一般/イモン
・丸い昇降ステップバリエーション/トレジャータウン
・ビューゲル 名古屋市電タイプ/YAMA模型
です。屋根上のパーツは載せてあるだけで、接着していません。塗装後に接着します。

実物の写真と見比べますと、屋根が薄いように思います。類似形態の310型も製作する予定ですので、その際に屋根の寸法を見直すことにします。

(つづく)
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テ1200製作記(第3回) 上回りの製作 [>貨車]

テ1200製作記(第3回) 上回りの製作

テ1200型の製作を進めます。側板を1枚紛失してしまいましたので、データを一部修正して再出力を依頼しました。

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再出力のデータです。以下の点を修正しました。
・前回出力品は硬くて反りの矯正に苦労しましたので、側板と妻板の板厚を0.5mmにし、車内側に1.0mm厚のプラ板を貼り付ける構造にしました。
・屋根板の強度が過剰なように思われましたので、全体的に薄肉化し、車内側のリブを減らしました。
・側梁の造形を追加しました。
・その他、リベットや引き戸錠の造形など、いくつかのディテールを追加しました。
いつものようにDMMに出力を依頼しました。細かい造形がありますので、アクリルのXtremeモードにしました。側梁の追加により部品点数は増えましたが、各部品の肉厚が減りましたので、出力価格は前回よりも少し安くなりました。
出力後に気が付きましたが、実車の屋根には継ぎ目が見えます。造形を忘れてしまいましたが、もったいないので今回はこのまま製作を進めます。

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上回りの製作中の状態です。
側板と妻板の車内側にはt1.0mmのプラ板を貼り付けました。黒っぽく見えるのは接着剤(セメダイン スーパーXLブラック)の色によるものです。プラ板の剛性が思ったよりも低く、反りの矯正が十分とは言えません。もっと剛性の高い材料を使用すべきでした。
車端のステップは、アダチの“旧貨車用ブレーキテコ”に含まれるパーツです。床板には接着スペースがありませんので、妻板に接着しました。
握り棒と解放テコにはφ0.3mmの真鍮線を使用しました。

上回りに使用したパーツは
・尾灯掛 /エコーモデル
・解放テコ受 上作用/エコーモデル
・有蓋車解放テコ受/工房ひろ
・貨車用ドアー下ステップ(新型用)/エコーモデル
です。

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箱状に組み立てました。屋根はまだ接着していません。車体と床板の組付け構造を決めてからにします。

以下、反省点です。
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・解放テコ受けの位置が高すぎました。また、パーツ自体は非常に小さく、老眼が進んだ眼にはほとんど見えません。費用対効果を考えますと、割ピンなどで十分なように思われます。
・尾灯掛けには手持ちのエコーモデルの製品を使用しましたが、実車とは形状が異なります。
・引戸止め(引戸の横の柱)の下側の握り棒は、実車では車幅方向外側に向かって曲がっているようです。既に接着してしまい、曲げを失敗するとリカバー不可能になりそうですので、このままにしておきます。引戸に取り付けられている握り棒も、実車では単純なコの字形状ではないように見えます。ただ、写真からでは正確な形状が分かりません。
・引戸レールには0.2mm×0.5mmの洋白帯板を使用しましたが、細すぎのように思われます。さらに、接着の際に微妙に曲がってしまいました。なお、実車の引戸レールは、帯板ではなくアングル材のようです。
・引戸下のステップは、エコーモデルの“669 貨車ドアー下ステップ 旧型用 ”の方がよかったように思います。また、側板に接着しましたが、接着強度不足のように思われます。

・・・反省点だらけです。しかも事前に検討すべきものばかりです。

反省点は多々ありますが、とにかく上回りが完成しました。次は、下回りの製作です。

(つづく)

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