SSブログ

13mmゲージ鉄道模型 国鉄有蓋車ワサ1型の製作(第1回目) [>貨車]

 3Dプリント出力サービスを利用してワサ1型を製作します。手を広げないようにといいつつ、手を広げてしまいました。
 今回は側扉上部に標記板のある1号を製作しますが、いずれは2号も製作するつもりです。量産して“ワサ1型だけで組成された急行貨物列車”をやってみたい気持ちがあります。やらないとは思いますが。

ワサ1-01.jpg
ワサ1-02.jpg
ワサ1-03.jpg
 3Dデータは、ワサ1型の形式図とワキ5000型丸屋根車の詳細図を基に作成しました。ワキ5000型の車長を詰めればよいと思っていたのですが、意外に違いがあって詳細が分からず、多くの部分で寸法が適当になってしまいました。
 雨樋は一体造形ではなく、真鍮アングル材を後付けする構造にしました。引戸レールは実車では車体から浮いていますが、強度を考えて凸モールド的に出っ張る構造にしました。妻面の標識灯掛けの取付孔の位置は間違いで、実際にはプレス模様もう一つ上側です。
 出力はDMMに依頼しました。素材はアクリル(Extremeモード)です。

ワサ1-04.jpg
 側面部品です。補強板(0.5mm厚の真鍮板)の貼り付け→表面研磨→ディテールパーツの取付けの順で進めました。
 プレス模様の溝はセラミック砥石では研磨しづらいので、綿棒にコンパウンドをつけて研磨しました。車体中央の側扉どうしの境に溝を造形しておいたのですが、研磨したら無くなってしまいました。筋彫りして再現しようかと思いましたが、曲がったり位置がずれたりすると見苦しくなりますので止めておきました。
 握り棒はφ0.3mmの洋白線と真鍮線です。側扉下のステップはエコーモデルのパーツを「コ」の字に開いたもので、側面部品に造形しておいた溝に差し込んで接着しました。

ワサ1-05.jpg
 妻面部品と屋根部品です。表面を研磨してディテールパーツを取り付けました。設計時には補強のために真鍮板かプラ板を接着するつもりでいたのですが、意外と強度があり、反りもほとんどないため、補強無しにしました。
 間違えた標識灯掛けの孔は瞬間接着剤で埋め、正しい位置に開けなおしました。標識灯掛けは、実車とは違いますが手持ちの工房ひろのパーツを使用しました。見た目的にもコスト的にも、洋白帯板か真鍮帯板で製作した方が良かったように思います。
 車幅中央の解放テコ受けは安達のプレスパーツです。車幅外側の解放テコ受けと解放テコと踏板は、車体を箱に組み立ててから取り付けます。

ワサ1-06.jpg
ワサ1-07.jpg
 輪ゴムで仮組してみました。特に問題ないようです。サフ吹きと表面仕上げをしてから接着することにします。現在塗装スペースが無く、今度の大型連休に塗装スペースを整えるつもりで、それまで上回りの工作は中断です。 

 今回使用したパーツは
ステップ  :668 貨車用ドアー下ステップ新型/エコーモデル
標識灯掛け :F0011 尾灯掛(長)リベット止め/工房ひろ
解放テコ受け:S512 解放テコ受/安達製作所
です。

(つづく)
コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。