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13mmゲージ鉄道模型 国鉄キニ05型の製作 (第2回目) [国鉄気動車]

 今回は下回りです。
 無動力でよいと考えていたのですが、製作予定のキハ41500型の動力の検討と試作を兼ねて動力を組み込むことにしました。本形式もキハ41500型もトレーラーの牽引は考えていませんので、単独走行できれば良しとします。
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 床板は0.8mm厚の真鍮板です。奥は寸法確認のためにプラ板で製作した試作品です。真鍮板の切断にはニブラーを使用しています。アパート暮らしのため、弓鋸や鋸盤といった振動や騒音の大きい工具は使用できません。ニブラーは無音無振動で金属板を切断できますので重宝しています。また、細かい切粉が出ないのもありがたいです。ただ、使い方が悪いのか多少歪みます。
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 床下機器には、イモンのキハ04・05用を使用しました。フクシマ模型からキニ05用が発売されていましたが、入手できませんでしたので代用です。実車ではラジエータがファン付きに改造されたほか、ブレーキシリンダの位置も変更されたようです。いずれ修正したいですが、当面はこのまま進めます。カプラーには、IMONカプラーの密着自連タイプを使用しました。
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 足回りには日光モデルのTR-26台車とイモンのIMONギアを使用しました。この台車はセンターベアラーの構造が独特なため、そのままではIMONギアを組み込めません。そこで、3Dプリント出力サービスを利用してセンターベアラーを製作しました。素材はPA12GBです。ブレーキシューは取り付け方法が考えつかなかったため省略します。
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 3点支持的な構造にするため、0.3mm厚の真鍮板にφ0.7mmの真鍮線をハンダ付けし、センターベアラーの上面に接着しました。また、両側集電にするため、0.2mm×1.0mmの洋白帯板で集電板を製作して接着しました。洋白線はもう少し整形が必要です。配線コードには柔らかいシリコーンワイヤーを使用し、台車の首振りの抵抗にならないようにしました。
 なお、実車では駆動輪がプレート車輪に交換されていたようです。IMONギヤには13mm用のホイールベースが22.5mmでプレート車輪のタイプの製品が無いようですので、取り敢えずはこのままにしておきます。有ればキハ41500用にもう1個購入して車輪を相互に交換しようと思ったのですが。
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 台車と床板を仮組しました。
 センターベアラーの下側からM2.0のネジを差し込み、真鍮パイプとナットを取り付けました。なお、ナットと床板の間にはバネを入れ、台車と床板の間には高さ調節のためのワッシャを入れる予定です。モータには両軸タイプを使用しました。片側にはフライホイールを取り付ける予定です。モータとギアとの接続にはユニバーサルジョイントを使用するつもりでしたが、モータとギアが近すぎて取り付けられませんのでシリコーンチューブを使用することにします。手元にフライホイールとシリコーンチューブがありませんので、いったん工作を保留します。

今回使用したパーツです
台車  :TR-26/日光モデル
ギア  :PU166 IMONギヤ 13mm用WB22.5φ10.5 8本スポーク/イモン
床下機器:BD5401 床下キハ04・05 /イモン
モータ :両軸モータ1215D12-10-15/イモン
カプラー:HO-135 IMONカプラー/イモン

(つづく)
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北陸鉄道 キハ1改めハフ1501/1502 製作記(第3回目) [>北陸鉄道 キハ1]

 動力付きのキハ1型を製作する予定でしたが、動力構造の考えが纏まりませんので、客車化後のハフ1501/1502として製作を進めます。動力構造を決めるまで放置しますと、完成がいつになるか分かりません。
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 床板には1.0mm厚のプラ板を使用しました。床板取付用アングルの高さズレに対応するため、床板の上面の左右片側寄りに0.5mm厚のプラ板を貼り付け、反対側に0.3mm厚のプラ板を貼り付けました。床板の下面には、端梁とカプラーの高さを調節するために、0.3mm厚のプラ板を貼り付けました。
 照明用の配線コードを取り付けましたが、見栄えが良くありません。車外からでも窓越しに目立ちそうです。コードを使用せずに金属箔を床板に貼り付ける構造にすれば目立たなくできるかもしれません。配線は今後の課題にします。
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 軸受けにはホビーモデルの製品を使用しました。実車とは形状が違いますが、近い形状の製品が見当たりませんので代用です。いずれは実車に即した形状の部品を製作して交換するつもりです。ブレーキシューはそのまま取り付けますと車輪からズレますので、位置が合うように真鍮パイプをかませました。ブレーキ梁は安達製作所のブレーキテコセットに含まれている部品の幅を詰めたもので、テ1200型の製作で使用しなかった余剰品です。
 床下機器は何も取り付けませんでした。エリエイ刊の“北陸道 点と線”に掲載の写真では、床下には何も無くエアホースも無いように見えます。空気ブレーキを装備していなかったのでしょうか。
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上回りと組み合わせました。
ベンチレータは載せてあるだけです。

今回の使用パーツは、
・軸受け:2軸貨車用軸受けセット/ホビーモデル
・車輪:W1337 φ10.5短軸プレート車輪/スパイクモデル
・カプラー:IMONカプラーHO209/イモン
・ベンチレータ:ガーランドベンチレータB/アルモデル
・ラグ板:ラグ板 (穴径φ2)/イモン
です。

 実車の車輪はスポーク車輪ですが、短軸スポーク車輪が手元にありませんので、取り敢えずプレート車輪を取り付けておきました。

 これで塗装前の工作は終了です。色々と妥協しましたが、完璧を求めて工作と完成を先送りするのではなく、取り敢えずできる範囲で進めて不満があれば後から修正することにします。

(つづく)
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テ1200製作記(第6回) 主に下回り [>貨車]

仕掛品が溜まっていますので、手を広げずに仕掛品の消化に努めます。

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 引戸下にステップを、妻面に踏板とエアホース(ブレーキホース)を取り付けました。位置決めができるように、3Dデータの段階でパーツの取付孔を設けておきました。
 引戸下のステップの取付は前作と同じで、接着面積を稼ぐためにアングル材にハンダ付けして側面部品に接着しました。
 踏板には0.3mm×1.0mmの真鍮帯板を使用し、L字に曲げて車内側から差し込みました。引っ掛けて破損しないように、スケール寸法よりも短くしてあります。
 エアホースは、付け根部分を直角に曲げて取付穴に差し込みました。組み立てや分解際の取り扱いを考えますと、妻面部品ではなく床板に接着するのが良いかもしれません。
 妻面の踏板とエアホースは、取り扱いと費用対効果を考えますと省略して良いかもしれません。編成に組み込まれるとほとんど見えませんし、エアホースは安くありませんので。

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 床板は1.0mm厚のプラ板で製作しました。
 中梁は前作と同じようにエバーグリーンのプラチャンネルで製作しました。
 ブレーキ管はφ0.7mmの真鍮線ですが、太すぎに感じられ、前作のφ0.5mmでよかったように思います。なお、前作とは固定構造を変更し、両端を上側に曲げて床板に差し込んで接着しました。
 ブレーキシリンダ、ブレーキテコ、軸受けは前作と同じです。

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 今回、軸受取付用の孔を開けるための治具を製作して使用しました。1輌当たり8か所も正確に孔を開けるのは面倒ですので。この治具を使えば、ケガキ不要でそれなりに正確に孔を開けることができます。

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 上回りと下回りを組み合わせました。まだ接着していません。塗装後に接着します。
 側ブレーキテコを着脱できるように、側ブレーキテコ案内の上側が開く構造にしてあります。ただ、上回りと下回りの結合や分解の際に側ブレーキテコと側ブレーキテコ案内が破損しないように気を使いますので、このあたりの構造にもう少し工夫が必要に思われます。

今回使用したパーツは
軸  受:13mm 単軸台車 二段リンク(長軸タイプ) 組立キット/ワールド工芸
床下機器:貨車用ブレーキシリンダーセット/ホビーモデル
     0859N 二軸貨車用ブレーキテコ/安達製作所
     5821-2 エアーホース 7本入/エンドウ
カプラー:IMONカプラーHO109
です。

 以上で塗装前の工作は終了です。引越後まだ塗装スペースを整えていませんので、塗装はしばらく保留です。

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 前作と連結してみました。今作では側ブレーキテコの位置を修正しました。前作の位置ではブレーキを掛けられません。カプラーの突出長さを前作より長くしましたが、前作のままでよかったように思います。
 いくつかの反省点はありますが、大きな問題はありませんでした。仕掛品を消化したら増備を進めます。さらにテム300/テム100型とテラ1型の製作に取り掛かることにします。

(つづく)

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北陸鉄道 キハ1 製作記(第2回目) [>北陸鉄道 キハ1]

久しぶりにキハ1の製作を進めます。

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 床板取付用のアングルには6mm×6mmの真鍮アングル材を使用しました。接着の際に位置決めミスをしてしまい、左右で0.2~0.3mmほど高さがずれてしまいました。破壊せずに剥がす自信がありませんので、床板の側で対応することにします。
 沓摺は2.5mm×2.5mmの真鍮アングル材で製作しました。ドア下ステップは0.8mm×0.3mmの洋白帯板で製作し、沓摺にハンダ付けしました。

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 沓摺にはアングル材を使用する予定でしたが、接着強度が不足しそうに思えましたので、側面部品の裾を挟む構造に変更しました。見栄えは良くありませんが、強度を優先します。この構造の変更に伴い、側面部品のドア下を削りました。こんなことになるのなら、ドア下にスリット孔を形成して沓摺を差し込む構造にしておけばよかったと反省しています。

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 ドアノブとドア横の握り棒にはφ0.3mmの真鍮線を使用しました。塗分け線を跨ぎますので、塗装を考えますと塗装後に接着した方が良かったかもしれません。
 標識灯は前後で形状が違うようですので、それぞれイモンの“テールライト点灯用一般”と金岡工房の“導光式標識灯”を使用しました。
 解放テコは黒色に塗装しますので、塗分けの手間を考えて塗装後に取り付けることにします。

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 屋根板は遮光のために黒色に染めました。ベンチレータは塗装後に接着します。

今回使用したパーツは、
・0415K 導光式標識灯 光学繊維入/金岡工房
・BD2106 テールライト点灯用一般/イモン
です。

 上回りの塗装前の工作はこれで終わりで、次回は下回りに進みます。

(つづく)

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