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13mmゲージ トキ21500型の製作(第4回目) 台車 [>貨車]

 ここのところ工作する気が起きず、仕掛品は放置状態です。ゴールデンウィーク前に手に怪我をし、まだ痛みが残っているというのもあります。怪我自体はちょっとした切り傷なのですが。

 本題です。今回は台車です。トミックスのTR-41台車を改軌して使用しました。
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 センターベアラーの3Dデータです。スパイクモデルの短軸車輪が使用できるように枕木方向寸法を決めました。念のため、寸法が少し大きめのパーツも作成し、1つのデータに纏めました。
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 出力品です。DMMに注文しました。素材はMJFのPA12GBです。
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 組み立ててみました。車輪はスパイクモデルの製品です。寸法が大きいパーツの方が転がり具合が良く、念のため製作しておいて正解でした。
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 車体に取り付けました。これで塗装前の工作は終了です。トミックスの車輪は、長軸改軌して他の車両に使用するつもりです。

(つづく)
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13mmゲージ鉄道模型 国鉄鉄製有蓋車 テム100/テム300型の製作(第1回目) [>貨車]

 国鉄大垣駅/美濃赤坂駅界隈を再現すべく、テム100/テム300型を製作します。現時点では1段リンクのテム100型を製作するつもりでいますが、部品調達の都合でテム300型にするかもしれません。最終的には両形式合わせて10輌以上は製作するつもりです。テム300型はワールド工芸と安達製作所からキットが発売されていますが、「売り切れで増備できない」とならないよう、3Dプリント出力サービスを利用して製作することにしました。兄弟形式ともいえるテ1200型/テ1000型と印象を揃えたいという理由もあります。
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 昭和50年代後半に美濃赤坂駅で撮影した写真です。駅東側の側線にテム300、テラ1、ホキ650が留置されていました。この頃には、大垣駅北側の留置線にもホキ2800型やキ550などと共に留置されていたように記憶しています。もっとまともな写真を撮影したはずなのですが、ネガが見当たりません。
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 3Dデータです。構造はテ1200型とほぼ同じです。詳細図を持っていませんので、細部の寸法は適当です。出力はDMMに依頼しました。素材はアクリル(EXTREMEモード)です。
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 工作中の状態です。樹脂用染料で黒色に染め、真鍮板とプラ板で補強し、表面を研磨しました。側面部品の補強には0.5mm厚の真鍮板を使用し、妻面部品の補強には0.5mm厚のプラ板を使用しました。
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 側ブレーキの握り棒と妻面の握り棒と側ブレーキテコ案内を取り付けてから箱状に組み立てました。妻面の握り棒はまだ接着していませんが、抜けないように車内側で曲げてあります。接着剤にはセメダインスーパーXLブラックを使用し、硬化するまで輪ゴムで留めておきました。この接着剤は粘度が低くて広がりやすく、硬化までに時間的な余裕があり、はみ出しても除去しやすいので重宝しています。屋根は位置決めのために嵌め込んであるだけで、まだ接着していません。
 妻面と側ブレーキの握り棒にはφ0.3mmの洋白線を使用し、引戸と引戸受けの握り棒にはφ0.3mmの真鍮線を使用しました。側ブレーキテコ案内には1.0mm×0.2mmの洋白帯板を使用しました。
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 順序が前後しますが、妻面の支柱です。1.7mm×0.2mmの洋白帯板を使用しました。実車では支柱に握り棒が固定されていますので、帯板に穴を開け、φ0.3mmの洋白線を差し込んでハンダ付けしました。
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 支柱製作用の治具です。洋白帯板に正確な位置に穴を開けるのは難しいうえ、1輌あたり4個製作しなければなりませんので、楽に製作できるように治具を出力しました。窪みに洋白帯板を嵌め込み、反対側からドリルで穴を開けるというものです。テラ1型とテキ1型(2代目)も製作する予定ですので、それらの支柱も製作できるようにしておきました。
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 引戸と引戸受けの握り棒は、上の画像のような形状に成形しましたが、あまりうまくできませんでした。今後のため、正確で精度よく楽に製作するための方法を考えることにします。
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 残りのディテールパーツを取り付けました。解放テコの寸法と形状を整えれば上回りの塗装前の工作は完了です。
 引戸レールには0.8mm×0.3mmの洋白帯板を使用しました。引戸下のステップにはエコーモデルのパーツを使用し、エポキシ接着剤で接着しましたが、位置決めが面倒なうえ接着強度に不安があります。今後のため、ステップの取付構造も要検討です。

 細かな問題点はありますが、構造がテ1200型とほぼ同じということもあり、スムーズに進みました。

 今回使用したパーツは
標識灯掛け:F-0005 貨車用尾灯掛(短)/工房ひろ
解放テコ受け:2608 解放テコ受 上作用/エコーモデル
       F-0003 有蓋車解放テコ受け/工房ひろ
ステップ:660 貨車用ステップ(B)小/エコーモデル
     669 貨車用ドアー下ステップ(旧型用)/エコーモデル
です。

(つづく)
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13mmゲージ鉄道模型 国鉄有蓋車ワサ1型の製作(第1回目) [>貨車]

 3Dプリント出力サービスを利用してワサ1型を製作します。手を広げないようにといいつつ、手を広げてしまいました。
 今回は側扉上部に標記板のある1号を製作しますが、いずれは2号も製作するつもりです。量産して“ワサ1型だけで組成された急行貨物列車”をやってみたい気持ちがあります。やらないとは思いますが。

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 3Dデータは、ワサ1型の形式図とワキ5000型丸屋根車の詳細図を基に作成しました。ワキ5000型の車長を詰めればよいと思っていたのですが、意外に違いがあって詳細が分からず、多くの部分で寸法が適当になってしまいました。
 雨樋は一体造形ではなく、真鍮アングル材を後付けする構造にしました。引戸レールは実車では車体から浮いていますが、強度を考えて凸モールド的に出っ張る構造にしました。妻面の標識灯掛けの取付孔の位置は間違いで、実際にはプレス模様もう一つ上側です。
 出力はDMMに依頼しました。素材はアクリル(Extremeモード)です。

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 側面部品です。補強板(0.5mm厚の真鍮板)の貼り付け→表面研磨→ディテールパーツの取付けの順で進めました。
 プレス模様の溝はセラミック砥石では研磨しづらいので、綿棒にコンパウンドをつけて研磨しました。車体中央の側扉どうしの境に溝を造形しておいたのですが、研磨したら無くなってしまいました。筋彫りして再現しようかと思いましたが、曲がったり位置がずれたりすると見苦しくなりますので止めておきました。
 握り棒はφ0.3mmの洋白線と真鍮線です。側扉下のステップはエコーモデルのパーツを「コ」の字に開いたもので、側面部品に造形しておいた溝に差し込んで接着しました。

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 妻面部品と屋根部品です。表面を研磨してディテールパーツを取り付けました。設計時には補強のために真鍮板かプラ板を接着するつもりでいたのですが、意外と強度があり、反りもほとんどないため、補強無しにしました。
 間違えた標識灯掛けの孔は瞬間接着剤で埋め、正しい位置に開けなおしました。標識灯掛けは、実車とは違いますが手持ちの工房ひろのパーツを使用しました。見た目的にもコスト的にも、洋白帯板か真鍮帯板で製作した方が良かったように思います。
 車幅中央の解放テコ受けは安達のプレスパーツです。車幅外側の解放テコ受けと解放テコと踏板は、車体を箱に組み立ててから取り付けます。

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 輪ゴムで仮組してみました。特に問題ないようです。サフ吹きと表面仕上げをしてから接着することにします。現在塗装スペースが無く、今度の大型連休に塗装スペースを整えるつもりで、それまで上回りの工作は中断です。 

 今回使用したパーツは
ステップ  :668 貨車用ドアー下ステップ新型/エコーモデル
標識灯掛け :F0011 尾灯掛(長)リベット止め/工房ひろ
解放テコ受け:S512 解放テコ受/安達製作所
です。

(つづく)
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13mmゲージ トキ21500型の製作(第3回目) 下回りの製作 [>貨車]

 今回は下回りです。
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 床板は1.0mm厚のプラ板で製作し、台枠(中梁)は0.5mm厚のプラ板で製作しました。台枠の寸法は適当です。
 ステップはエコーモデルの製品です。実車の車体中央寄りのステップはかなり大型で、ディテールを重視するのでしたらエコーモデルの貨車用ステップ(A)大(型番:659)か自作するのが良いように思いますが、今作では既製品でお手軽に済ませます。
 側ブレーキはエコーモデルのエッチングパーツを使用しましたが、強度が低く取り扱い要注意です。取り扱いを考えますと、エコーモデルのプレスパーツ(型番:651)かアダチのブレーキテコを使用した方がよかったように思います。側ブレーキテコ案内は0.2mm×1.0mmの洋白帯板で製作しました。
 ブレーキシリンダはホビーモデルの分売パーツを使用しました。ブレーキシリンダの位置は実物とかなり違います。ブレーキシリンダの位置を考えずに床板取付用アングルを製作してしまい、実物の位置に取り付けるとネジと干渉してしまいますので。
 ブレーキ管、ブレーキロッドなどは、ほとんど見えませんので省略しました。
 台車はトミックスの分売パーツを使用しました。とりあえず16番のままにしてありますが、3Dプリント出力サービスを利用して13mmゲージ用のセンターベアラーを製作するつもりでいます。
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 写真で見ますとステップが微妙に傾いていますので要修正です。
 今作では出力品の反りの矯正に苦労しましたが、どうにか台車を除いては塗装前の工作が終了しました。
 今回使用したパーツは
台車      :HO-T16 TR41形台車(ボックス輪芯車輪)/トミックス
カプラー    :IMONカプラーHO209/イモン
ステップ    :675 貨車用ステップ(C)/エコーモデル
側ブレーキ   :661 貨車用ブレーキテコセット(新型用)/エコーモデル
ブレーキシリンダ:貨車ブレーキシリンダーセット/ホビーモデル
です。

(つづく)
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13mmゲージ鉄道模型 国鉄キニ05型の製作 (第2回目) [国鉄気動車]

 今回は下回りです。
 無動力でよいと考えていたのですが、製作予定のキハ41500型の動力の検討と試作を兼ねて動力を組み込むことにしました。本形式もキハ41500型もトレーラーの牽引は考えていませんので、単独走行できれば良しとします。
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 床板は0.8mm厚の真鍮板です。奥は寸法確認のためにプラ板で製作した試作品です。真鍮板の切断にはニブラーを使用しています。アパート暮らしのため、弓鋸や鋸盤といった振動や騒音の大きい工具は使用できません。ニブラーは無音無振動で金属板を切断できますので重宝しています。また、細かい切粉が出ないのもありがたいです。ただ、使い方が悪いのか多少歪みます。
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 床下機器には、イモンのキハ04・05用を使用しました。フクシマ模型からキニ05用が発売されていましたが、入手できませんでしたので代用です。実車ではラジエータがファン付きに改造されたほか、ブレーキシリンダの位置も変更されたようです。いずれ修正したいですが、当面はこのまま進めます。カプラーには、IMONカプラーの密着自連タイプを使用しました。
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 足回りには日光モデルのTR-26台車とイモンのIMONギアを使用しました。この台車はセンターベアラーの構造が独特なため、そのままではIMONギアを組み込めません。そこで、3Dプリント出力サービスを利用してセンターベアラーを製作しました。素材はPA12GBです。ブレーキシューは取り付け方法が考えつかなかったため省略します。
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 3点支持的な構造にするため、0.3mm厚の真鍮板にφ0.7mmの真鍮線をハンダ付けし、センターベアラーの上面に接着しました。また、両側集電にするため、0.2mm×1.0mmの洋白帯板で集電板を製作して接着しました。洋白線はもう少し整形が必要です。配線コードには柔らかいシリコーンワイヤーを使用し、台車の首振りの抵抗にならないようにしました。
 なお、実車では駆動輪がプレート車輪に交換されていたようです。IMONギヤには13mm用のホイールベースが22.5mmでプレート車輪のタイプの製品が無いようですので、取り敢えずはこのままにしておきます。有ればキハ41500用にもう1個購入して車輪を相互に交換しようと思ったのですが。
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 台車と床板を仮組しました。
 センターベアラーの下側からM2.0のネジを差し込み、真鍮パイプとナットを取り付けました。なお、ナットと床板の間にはバネを入れ、台車と床板の間には高さ調節のためのワッシャを入れる予定です。モータには両軸タイプを使用しました。片側にはフライホイールを取り付ける予定です。モータとギアとの接続にはユニバーサルジョイントを使用するつもりでしたが、モータとギアが近すぎて取り付けられませんのでシリコーンチューブを使用することにします。手元にフライホイールとシリコーンチューブがありませんので、いったん工作を保留します。

今回使用したパーツです
台車  :TR-26/日光モデル
ギア  :PU166 IMONギヤ 13mm用WB22.5φ10.5 8本スポーク/イモン
床下機器:BD5401 床下キハ04・05 /イモン
モータ :両軸モータ1215D12-10-15/イモン
カプラー:HO-135 IMONカプラー/イモン

(つづく)
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北陸鉄道 キハ1改めハフ1501/1502 製作記(第3回目) [>北陸鉄道 キハ1]

 動力付きのキハ1型を製作する予定でしたが、動力構造の考えが纏まりませんので、客車化後のハフ1501/1502として製作を進めます。動力構造を決めるまで放置しますと、完成がいつになるか分かりません。
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 床板には1.0mm厚のプラ板を使用しました。床板取付用アングルの高さズレに対応するため、床板の上面の左右片側寄りに0.5mm厚のプラ板を貼り付け、反対側に0.3mm厚のプラ板を貼り付けました。床板の下面には、端梁とカプラーの高さを調節するために、0.3mm厚のプラ板を貼り付けました。
 照明用の配線コードを取り付けましたが、見栄えが良くありません。車外からでも窓越しに目立ちそうです。コードを使用せずに金属箔を床板に貼り付ける構造にすれば目立たなくできるかもしれません。配線は今後の課題にします。
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 軸受けにはホビーモデルの製品を使用しました。実車とは形状が違いますが、近い形状の製品が見当たりませんので代用です。いずれは実車に即した形状の部品を製作して交換するつもりです。ブレーキシューはそのまま取り付けますと車輪からズレますので、位置が合うように真鍮パイプをかませました。ブレーキ梁は安達製作所のブレーキテコセットに含まれている部品の幅を詰めたもので、テ1200型の製作で使用しなかった余剰品です。
 床下機器は何も取り付けませんでした。エリエイ刊の“北陸道 点と線”に掲載の写真では、床下には何も無くエアホースも無いように見えます。空気ブレーキを装備していなかったのでしょうか。
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上回りと組み合わせました。
ベンチレータは載せてあるだけです。

今回の使用パーツは、
・軸受け:2軸貨車用軸受けセット/ホビーモデル
・車輪:W1337 φ10.5短軸プレート車輪/スパイクモデル
・カプラー:IMONカプラーHO209/イモン
・ベンチレータ:ガーランドベンチレータB/アルモデル
・ラグ板:ラグ板 (穴径φ2)/イモン
です。

 実車の車輪はスポーク車輪ですが、短軸スポーク車輪が手元にありませんので、取り敢えずプレート車輪を取り付けておきました。

 これで塗装前の工作は終了です。色々と妥協しましたが、完璧を求めて工作と完成を先送りするのではなく、取り敢えずできる範囲で進めて不満があれば後から修正することにします。

(つづく)
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テ1200製作記(第6回) 主に下回り [>貨車]

仕掛品が溜まっていますので、手を広げずに仕掛品の消化に努めます。

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 引戸下にステップを、妻面に踏板とエアホース(ブレーキホース)を取り付けました。位置決めができるように、3Dデータの段階でパーツの取付孔を設けておきました。
 引戸下のステップの取付は前作と同じで、接着面積を稼ぐためにアングル材にハンダ付けして側面部品に接着しました。
 踏板には0.3mm×1.0mmの真鍮帯板を使用し、L字に曲げて車内側から差し込みました。引っ掛けて破損しないように、スケール寸法よりも短くしてあります。
 エアホースは、付け根部分を直角に曲げて取付穴に差し込みました。組み立てや分解際の取り扱いを考えますと、妻面部品ではなく床板に接着するのが良いかもしれません。
 妻面の踏板とエアホースは、取り扱いと費用対効果を考えますと省略して良いかもしれません。編成に組み込まれるとほとんど見えませんし、エアホースは安くありませんので。

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 床板は1.0mm厚のプラ板で製作しました。
 中梁は前作と同じようにエバーグリーンのプラチャンネルで製作しました。
 ブレーキ管はφ0.7mmの真鍮線ですが、太すぎに感じられ、前作のφ0.5mmでよかったように思います。なお、前作とは固定構造を変更し、両端を上側に曲げて床板に差し込んで接着しました。
 ブレーキシリンダ、ブレーキテコ、軸受けは前作と同じです。

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 今回、軸受取付用の孔を開けるための治具を製作して使用しました。1輌当たり8か所も正確に孔を開けるのは面倒ですので。この治具を使えば、ケガキ不要でそれなりに正確に孔を開けることができます。

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 上回りと下回りを組み合わせました。まだ接着していません。塗装後に接着します。
 側ブレーキテコを着脱できるように、側ブレーキテコ案内の上側が開く構造にしてあります。ただ、上回りと下回りの結合や分解の際に側ブレーキテコと側ブレーキテコ案内が破損しないように気を使いますので、このあたりの構造にもう少し工夫が必要に思われます。

今回使用したパーツは
軸  受:13mm 単軸台車 二段リンク(長軸タイプ) 組立キット/ワールド工芸
床下機器:貨車用ブレーキシリンダーセット/ホビーモデル
     0859N 二軸貨車用ブレーキテコ/安達製作所
     5821-2 エアーホース 7本入/エンドウ
カプラー:IMONカプラーHO109
です。

 以上で塗装前の工作は終了です。引越後まだ塗装スペースを整えていませんので、塗装はしばらく保留です。

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 前作と連結してみました。今作では側ブレーキテコの位置を修正しました。前作の位置ではブレーキを掛けられません。カプラーの突出長さを前作より長くしましたが、前作のままでよかったように思います。
 いくつかの反省点はありますが、大きな問題はありませんでした。仕掛品を消化したら増備を進めます。さらにテム300/テム100型とテラ1型の製作に取り掛かることにします。

(つづく)

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北陸鉄道 キハ1 製作記(第2回目) [>北陸鉄道 キハ1]

久しぶりにキハ1の製作を進めます。

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 床板取付用のアングルには6mm×6mmの真鍮アングル材を使用しました。接着の際に位置決めミスをしてしまい、左右で0.2~0.3mmほど高さがずれてしまいました。破壊せずに剥がす自信がありませんので、床板の側で対応することにします。
 沓摺は2.5mm×2.5mmの真鍮アングル材で製作しました。ドア下ステップは0.8mm×0.3mmの洋白帯板で製作し、沓摺にハンダ付けしました。

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 沓摺にはアングル材を使用する予定でしたが、接着強度が不足しそうに思えましたので、側面部品の裾を挟む構造に変更しました。見栄えは良くありませんが、強度を優先します。この構造の変更に伴い、側面部品のドア下を削りました。こんなことになるのなら、ドア下にスリット孔を形成して沓摺を差し込む構造にしておけばよかったと反省しています。

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 ドアノブとドア横の握り棒にはφ0.3mmの真鍮線を使用しました。塗分け線を跨ぎますので、塗装を考えますと塗装後に接着した方が良かったかもしれません。
 標識灯は前後で形状が違うようですので、それぞれイモンの“テールライト点灯用一般”と金岡工房の“導光式標識灯”を使用しました。
 解放テコは黒色に塗装しますので、塗分けの手間を考えて塗装後に取り付けることにします。

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 屋根板は遮光のために黒色に染めました。ベンチレータは塗装後に接着します。

今回使用したパーツは、
・0415K 導光式標識灯 光学繊維入/金岡工房
・BD2106 テールライト点灯用一般/イモン
です。

 上回りの塗装前の工作はこれで終わりで、次回は下回りに進みます。

(つづく)

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13mmゲージ 北陸鉄道金沢市内線 300型の製作(第2回) 下回りの製作~製作保留 [北陸鉄道 金沢市内線]

 下回りの製作を進めました。

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 床板の客室部分には1.0mm厚の真鍮板を使用し、出入口部分には0.5mm厚の真鍮
板を使用しました。

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 動力にはイモンの新FM-D動力FM6101を使用しました。
 実車の走行系の諸元は分かりませんが、改造元の30型と同じなら車輪径は30インチで軸距は6フィートです。16番ならアルモデルの“アルパワーHO-23B 9.5mm”がほぼスケール通りですが、13mmゲージにはスケール通りの製品がありません。アルパワーの改軌も考えましたが、下手な改造でまともに走行しないよりはスケールと違ってもスムーズに走行する方がよいと考え、イモンの製品を使用しました。

300-02-03.jpg 
 軸受には0.8mm厚5.0mm幅の真鍮帯板を使用しました。3点支持にするため、片方の軸受にはφ1.0mmの真鍮丸線をハンダ付けし、左右に揺れるようにしました。もう片方の軸受は、単純に床板にネジ止めする構造です。最初は安達製作所の貨車用軸受けのような構造にしたのですが、その構造では左右だけでなく前後方向にも揺れて安定しませんでしたので、真鍮線をU字形状に曲げて床板を上下から挟む構造にしました。なお、台車枠を製作した後に、整形して目立たないようにします。
 
 残るは、台車枠と配線です。台車枠をどうするかまだ決めていません。アルモデルの製品を使用するか、3Dプリントで造形するか、考え中です。

************
 ここまで製作した段階で、大変に有難いことにある御方から200型と300型の竣工図と写真を提供していただきました。竣工図と照合してみますと、やはり製作品は寸法が違っています。写真と全長全幅全高の数値だけから推測しましたので当然ですが。
 ただ、竣工図に記載の寸法に基づいて車体の3Dデータを作成してみたところ、写真から受けるイメージとは異なるものが出来上がりました。竣工図も理解できない部分があり、当方の読み方が間違っているのか、記載に誤りがあるのか、悩んでいます。いただいた竣工図は原本の機械コピーというわけではなく、数値等は書き直されたもののようですので・・・
 というわけで、竣工図をじっくりと解読することとし、製作をいったん保留します。


以下2020.02.11追記
上回りと結合させてみました。
300-02-05.jpg
上回りは問題なくほぼできていますので、自由形として製作を進めていいかもしれません。

(つづく)
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13mmゲージ鉄道模型 国鉄キニ05型の製作 (第1回目) [国鉄気動車]

3Dプリント出力サービスを利用してキニ05型を製作します。
実車には全く縁が無いのですが、好みの形態ですので製作することにしました。製作予定のキハ41000型とキハ41500型の試作も兼ねています。

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3Dデータです。
“日車の車両史 国鉄編 上”に掲載のキハ40000型とキハ41000型の図面からキハ41000型のデータを作成し、“RMライブラリー1 キハ41000とその一族(上)”と“RMライブラリー20 国鉄郵便・荷物気動車の歩み(上)”の記事を参考にこのデータを加工してキニ05型を作成しました。
 表面研磨の作業性を考えてドアを別部品にしましたが、かえって組み立てに手間がかかりました。一体に造形しておけば良かったと反省しています。また、実車では票差しが車体前面にあるようです。修正し忘れてしまいましたが、もったいないのでそのままにします。

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 製作過程の写真を撮影していないので、いきなりこの状態です。
 出力はいつも通りDMMに依頼しました。出力費用を抑えるため、屋根と側面部品はアクリルのUltraモードで、前面部品はアクリルのExtremeモードです。
 表面をセラミック砥石で研磨し、握り棒などを接着してから箱状に組み立てました。側面部品の車内側には、床板取付と補強のために、6mm×6mmの真鍮アングルを接着しました。握り棒とドアノブにはφ0.3mmの真鍮線を使用し、車体前面の雨樋にはφ0.5mmの洋白線を使用しました。この雨樋はもう少し太い方(φ0.7mmくらい?)が良かったように思います。
 尾灯には外径2.0mm内径1.55mmの真鍮パイプを使用しました。まだ差し込んであるだけで、接着していません。
 前面中央の吹き寄せ(窓間の支柱)に標識灯掛けを接着しましたが、実物では握り棒が有り、握り棒に標識灯掛けのような部材が取り付けられているようです。今の状態から握り棒の差込穴を開けるのは難しいので、このまま進めます。

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 屋根は遮光のために樹脂用染料SDNで染めました。完全に遮光できる状態ではなく、電灯を透かすとうっすらと見えます。もう少し濃く染めたいのですが、材料が膨潤するおそれがありますのでやめておきました。

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 屋根にベンチレータと前照灯の台座を取り付け、車体と組み合わせてみました。ベンチレータと前照灯の台座は差し込んであるだけで接着していません。塗装後に接着します。ヘッドライトをどうやって点灯させるかは考え中です。また、ボナファイデプロダクト製のベンチレータ台座を使用してみましたが、ほとんど見えません。精密模型を目指しているわけではありませんので、無くていいかもしれません。

使用したパーツは
 F-0005 貨車用尾灯掛(短)/工房ひろ
 1613 前照灯 250W/エコーモデル
 Z35-5084 スハ43 ベンチレーター/カトー
 PH035 ガーランドベンチ用台座/ボナファイデプロダクト
です。

 前照灯は、250Wタイプではなく100Wタイプが正しいようで、変更するつもりです。
 とりあえず、電装系を除いては上回りの目途が立ちました。次は下回りです。

(つづく)
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