テ1200製作記(第1回) [>貨車]
13mmゲージのテ1200型を製作します。
1/80サイズの鉄製有蓋車の模型は、テム300型とテラ1型が発売されていますが、テ1200(テ1000)型の製品は見たことありません。無いなら作るということで、3Dプリント出力で製作します。
車体のデータを作成し、側板、妻板、屋根板に分割します。3Dプリントのアクリルは難接着性ですので、部品どうしの接着面積をできるだけ大きくし、ディテールパーツをできるだけ側板や側板に一体に成形しました。手摺、引戸錠、側扉の下側のレール、解放テコ受け、ブレーキホースは、見栄えと強度の観点から、別部品を接着する構成にしました。床板はプラ板から製作するので、出力品に含めません。
DMMにアクリルのXtreme Modeで出力を依頼しました。
送られてきた出力品です。これから、表面処理と反りの矯正をします。
13mmゲージ組レールの製作(第2回) 一次試作品 [>13mmレール]
依頼した出力品が送られてきました。
MJFの出力依頼は今回が初めてでしたので、強度等の特性が全く分からず不安でしたが、実物を触ってみたところ、実用に耐えうる強度があるように思われます。全体的に僅かに反っていますが、矯正可能で問題ないレベルのように思われます。レールに横方向に力をかけてみましたが、それなりに力をかけても犬釘の造形が破損することはありませんでした。少なくとも、アクリル出力よりは強度があると思います。
一応、犬釘の造形の強度が実用に耐えられない場合の代替案として、スパイク用の穴を開けた枕木を造形し、レールをハンドスパイクする構造を考えていました。出力品を見た限りでは、その代替案を採用しなくてもよさそうです。手間を考えると、ハンドスパイクはやりたくありませんので。
というわけで、製作可能と判断し、本格的に進めることにします。続いては、道床どうしの連結構造の設計です。